「居場所カフェ」と「居場所カフェ工房」の開催場所について
「居場所カフェ工房」は、三浦聖書教会の小さな「キッチン」をお借りして、牧師が個人的に営業しています。
教会で焙煎屋さんとは奇妙に思えるかもしれません。それはこの焙煎屋さんが、教会で行っている居場所作りの働きである「居場所カフェ」から発展したものだからです。
ところで、みなさんは、教会にどういうイメージを持っておられるでしょうか?お祈りするところ?讃美歌を歌うところ?様々だと思います。
聖書では、教会は家族にとっての家と同様、すべての人々にとってのホームです。
何事につけ人々は教会に集まりますし、教会でも様々な催しが行われ、何かあればいつでも「帰れるところ」です。
本来の教会は、その地域の人たちにとって気の置けない居場所であり、「生活そのもの」なのです。
「居場所カフェ」の働きは地域の方々に、ホームとなることを願う教会が自らを開いて居場所を提供したいという思いから始まりました。「居場所カフェ工房」は居場所カフェに集う方々の実生活を少しでも応援したいという願いから出来たものです。それが焙煎豆製造・販売業なのは、取り敢えずボクシができそうなことがそのぐらいだったからです。
「居場所カフェ」と「居場所カフェ工房」について
「居場所カフェ」には様々な人たちが集います。
薬物中毒だった人、心に病を抱えている人、普通の主婦の人、仕事を引退された高齢者、受験生などなど。
中には失業者や家庭に問題がある人など、社会の中に実際の居場所を失ってしまった方々もいます。
そういった方々のために、「教会を開く」、教会の中にそういう方々の居場所づくりをする。「居場所カフェ」はそういう働きです。
しかし、「教会を開く」ことでは届いていけない方々がたくさんいることも覚えていました。
「居場所カフェ工房」は一歩進んで、教会が社会の中に出て行って、社会の中にそういった方々の居場所を作ることを目指しています。
つまり、職場や交わりの場を作ることで、さらに多くの人たちの「居場所」となることを期待しています。
コーヒー豆の焙煎はボクシの十年来の単なる趣味でしたが、一杯のコーヒーを通してホッとできる時間と場所を、そのコンセプトは一人でコーヒーを炒って飲んでいたときから変わっていません。
皆さんにも、「居場所カフェ工房」の焙煎したコーヒーを飲んでいただくことで、その空間を共有していただけたらと願っています。
商品購入について
居場所カフェ工房では、オンラインでの購入ができます。
オンラインでの購入ができない方は
「居場所カフェ」が行われている火曜・木曜13:30~16:00にのみご対応いたします。
仕入れについて
生豆の仕入れ先は、環境問題に真剣に取り組んでおられる「海ノ向こうコーヒー」さんです。各商品にはそれぞれの生産者や産地のストーリーがあります。味の参考情報も含め、ぜひ「海ノ向こうコーヒー」さんのサイトでご確認ください。
理解していただきたいこと
当店では一度生豆を冷水で研ぎ洗いし乾燥した後、焙煎しています。
焙煎機の適正容量は500gまでで、おもに牧師が本業の傍ら焙煎を行っています。
また、商品は焙煎当日に出荷します。そのため繁忙期には出荷が遅れる可能性があることをご理解ください。
紹介動画
オーナー 田辺直人
オーナーの田辺です。「本業」はキリスト教会の牧師です。教会で「居場所カフェ」という、居場所づくりの働きをしています。
焙煎歴は約10年。コーヒー好きが高じ、手網での自家焙煎をずっとして来ました。自分で炒ったコーヒーを淹れて飲むその時間と場所は、いつでも緊張しがちな心を和らげてくれました。
その経験をさらなる居場所づくりの働きのために生かせないかと思い、今回「居場所カフェ工房」と銘打ち、焙煎事業をすることにしました。
昔はヘビー・スモーカーで、ちょっぴりギターを弾いたりもしていました。喫煙の時にも音楽にも、コーヒーは欠かすことのできない「お供」でした。今残っているのはコーヒーだけ。一番長い付き合いです。
年齢は58歳。子どもは5人。体力的にきつい歳ですが、家族と「居場所カフェ」のメンバーに助けられながら続けて行ければと願っています。