ブレンドコーヒーについて

当店は訳あってブレンド豆を販売していません。でも、ブレンドコーヒーを否定している訳ではありません。むしろ、いろいろと混ぜてブレンドコーヒーを楽しんでいただきたいと思っています。かくいう私もブレンドコーヒーを楽しんでいます。

 ブレンドの仕方は千差万別、これが正解というものはないと思います。自分がおいしいと思えるのが一番です。なので、一番良いのは、シングルオリジンの味をまず確かめ、「この豆とこの豆を組み合わせるとこんな味になるんじゃないかなぁ」と想像しながら、自分好みのブレンドを作り上げて行くことです。

 ただ、「何でもいいんだよ、がんばって」ではあんまりですので、一応基本めいたことをお示しするとすれば、まずベースとなる豆を決めること。これに香りや風味のある豆を加えて行きます。そうすることで、味に深みが生まれます。また、混ぜる豆は二三種類にとどめておくのがいいと思います。以前、試しに七種類ぐらい混ぜて飲んだことがありますが、実に複雑怪奇な味に仕上がりました。驚きはありましたが、「おいしい」とは到底思えない代物でした。

 また、豆の組み合わせ方の基本としては以下二つ。

①    産地やタイプ別に豆を使用する

この場合、対照的な豆を組み合わせるのが基本です。たとえば、肉厚の豆と肉薄の豆、アジア産の豆に対して中南米やアフリカ産の豆、といった具合です。狙いは、それぞれの長所の相補効果です。各大陸の長所をより強調したいということでしたら、同じ大陸の豆を組み合わせるのもありです。

②    同じ焙煎度合いの豆を合わせる

 焙煎度合いの異なる豆をブレンドするのもありですが、失敗を少なくするためには同じ焙煎度合いの豆の組み合わせをお勧めします。

 

 いろいろと言いましたが、個人的に楽しんでいるのは「くず豆ブレンド」です。シングルオリジンの豆を消費する中でどうしても余る豆を取って置き、二杯分ぐらい溜まってから消費するという、実にいい加減な「運任せ」のやり方です。「まずい!」と思ったことは一度しかなく(「あるんかい!」と突っ込まれそうですが)、むしろ意外なおいしさを毎回体験しています。因みに私のつれ合いはくず豆ブレンドが一番の好みだそうです。

 ぜひブレンドコーヒーに挑戦してみてください!

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