灰色の世界

久しぶりにブログ更新します。
昨日の東京新聞に作詞家の松本隆さんへのインタビューが載っていました。そこに、最愛の妹さんが亡くなったときの「不思議な体験」が紹介されていました。「(妹の死の)覚悟はできていたはずなのに、頭の中が真っ白になり、見る景色まで色を失ってしまった。気づいたのは渋谷をぶらり歩いたときです。街が本当に白黒に見える。ショックが深すぎるとそうなるんですよ」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/332440)。
まったく同じような経験を若い頃にしたことがあります。私の場合は失恋でした。喧嘩別れした帰り道の車窓からの風景が、文字通り色を失ったのです。白黒の世界です。
それは意味のない世界、死の世界です。きっとすべてのものの意味が失恋と共に私の中で失われてしまったのだと今になって分かります。
その体験が一つのきっかけとなって、何年も離れていたキリスト教会の門を叩きました。
そして信仰が回復されたとき、世界の色もまた回復されました。回復されるどころか、道端の雑草さえもが色鮮やかに目に映るようになっていました。それは物事の意味がはっきりと回復された体験でもありました。
聖書に拠れば、この世界は神さまによって意図して造られたものです。神さまはご自分の造られた世界について、「非常に良い」と評価されました(31)。世界は最初からヴィヴィッドな、様々な色で彩られていたのです。世界を灰色一色にするのはこの神さまへの背きの罪が、根本原因としてあるのだと改めて思います。御子イエスさまを通して神さまの許に戻るとき、世界は本来の色を取り戻し、神さまを賛美し始めます。
そうなれば、きっとコーヒーの味も違って来るのではないでしょうか?
