コーヒーと政治と「居場所カフェ」

コーヒーは17世紀にヨーロッパに伝えられ、コーヒーハウスが誕生すると瞬く間に普及して行きました。
眠気を払い精神活動を促進させるコーヒーの効能によるのでしょうか、やがてコーヒーハウスは政治的あるいは哲学的論争の場となって行きます。そのような中、イギリスでは1675年、時のチャールズ2世が「国の平和と静音を乱す不満分子のたまり場」として、コーヒーハウスを閉店させようとまでしたそうです。
しかし、別の観点から見れば、コーヒーはむしろ民主主義の発展に寄与したと言えるかもしれません。
「居場所カフェ」においても、政治、宗教、経済、自分の病気のことなどなど、皆が自由に何でも口にします。時には論争に発展することもあります。
一方で、そんなことは自分には関係ないとばかりにソファーで眠っている人たち、椅子に座りながらウトウトしている人もいます。
そういう育った背景も年齢も思想も性格も違った人たちが、ときには喧嘩をしながらもそこに来続け、一緒にいるのですから不思議です。小さな小さな民主国家というか、民主的な家庭が成立しています。
これもコーヒーの効能のおかげでしょうか。
